お世話になっております!アロエマスターササキです!(・∀・)

秋になり、だんだんと過ごしやすい季節になってきましたね!

ですがまだまだ満足に外出もできず、なかなか気持ちが晴れないのが残念なところ…。

制限ばかりの毎日に、ストレスを感じたり、運動不足だったり、食生活が乱れたり、健康面が心配な方も多いのでは。

今日は、とても身近な健康問題の一つである便秘をメインにお通じについてお話しようと思います!

  • 食物の消化から排泄までの流れ
  • 便秘とは具体的にどのような状態なのか
  • 健康な便とは(形・におい・色)

 

アロエは昔から民間薬として親しまれてきた植物なのですが、美容やお通じ改善などに用いられてきました。(ブログ記事 アロエってどんな植物?③〜アロエの歴史〜 参照)

私は便秘です!なんて声高に言う方はいらっしゃらないと思いますが、密かに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

我が家の息子も時々便秘気味になり、その度に妻が対策を考えています。

便秘についてお話する前に…。

口から入った食物は体の中でどのように変化するのでしょう。

胃から腸にかけての働きを簡単にご紹介しますね。

食物は口で噛み砕かれ、咽頭から食道を通り胃へ下りて行きます。

  ↓

食物はに入ると、胃壁から分泌される胃液によってドロドロとした粥状(じゅくじょう)になります。

  ↓

そして次は小腸へ。ここで食物の消化・吸収が行われて、栄養分をすっかり吸い取り、残りカス(食物残渣)が大腸へと運ばれます。

  ↓

大腸を通過するうちにゆっくりと水分が吸収されていくので、ドロドロの粥状から固形状に変化(便塊化)していきます。

  ↓

最後に直腸に便が達すると大脳に指令が送られて便意を催します。(排便反射)

 

では、便秘とは具体的にどのような状態なのでしょう。

何日出なかったら?と、決まっているのでしょうか。

慢性便秘症診療ガイドラインというものがあって、便秘について定義されています。

このガイドラインによると、

本来排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態

ということなんだそうです。

“何日出なければ…”などという日数は明記されていないんですね!Σ(゚Д゚)ビックリ

お通じについては個人差が大きいものです。

つまり日数はその人によって違ってきます

例えばお通じが3日に一回だとしても、スムーズに排便できてスッキリしているのなら、それは便秘ではないということになりますね!

逆に言うと、毎日お通じがあっても残便感がある、お腹が張って苦しいなどの不快な症状があってスッキリしない場合は便秘であるということになります。

『毎日排便があるべき』ではなくて『快適かどうか』を考えるということなんですね。

 

排便に関わる不快・苦痛な症状というのは、

  • お通じの回数が減少する
  • 腹痛がある
  • お腹が張っている(腹部膨満感)
  • お通じのリズムが定まらない
  • 便の量が少ない
  • 便が固い
  • いきまなければ出てこない(排便困難感)
  • 残便感がある(排便後もすっきりしない)

などが挙げられます。

 

では便を溜め込まず、定期的に出てさえいればいいのかというとそうでもありません。

みなさん健康な便が出ていますか?( •̀ㅂ•́ )و

まず便は①水分、②食物のカス、③剥がれ落ちた腸の粘膜、④生きた腸内細菌から構成されているんです。食物のカスだけではないんですね!

また、便の状態を判断する要素は3つあり、においが挙げられます。

健康な便とはどのような状態なのかと言うと、我が家では子供によく言うワードなのですが、バナナうんちが良い便の表現です。

  • 水分が便の70〜80%
  • 練り歯磨き程度の、滑らかさと固さ
  • いきまずスルリと出る
  • ニオイがきつくない
  • 色は黄土色〜茶色
  • 水に浮く

 

は、水分量によって固かったり柔らかかったりと変化します。

水分量60%以下だと、コロコロとした硬い便。

70〜80%ではバナナのようななめらかな形で、やわらかな健康な便。

90%以上になると下痢になります。

 

においは腸内細菌が影響してきます。

腸内細菌とは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のことです。

悪玉菌はお肉などのタンパク質や脂肪が好きで、これらを分解する時に嫌な臭いを放つ物質を作り出します。つまり、悪玉菌が多いと便が臭くなるわけですね。

逆に、善玉菌が優勢になっている健康な便では、きつくないニオイになっています。

 

ちなみに、腸内細菌の割合としては善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%です。

割合の多い日和見菌とはどんな菌なのかと言うと、腸内の環境によって良い働きも悪い働きもするという、コロコロと働きを変える菌です。

善玉菌が優勢な場合は良い働きを、悪玉菌が優勢な場合は悪い働きをするのです。

 

は、お腹の中に長く留まっているほど濃くなっていきます。

健康な便の色は黄土色〜茶色

黒・赤・白の便が出る場合、体の中で何かが起きているかも?というサインです。

  • 黒い便:胃腸のどこか(肛門から遠いところ)で出血を起こしている可能性があります。
  • 赤い便は痔など肛門近くで出血を起こしている場合の色です。
  • 白っぽい便は脂肪の摂りすぎによる消化不良で起こります。その他に感染性胃腸炎などで白い色の下痢になることもあります。

薬を服用することによって便の色が変化することもあり、この場合は心配ありません。

 

いかがですか?皆さんはスッキリとしたお通じでしょうか(^_^)

形・におい・色のチェックで健康管理にもつながります。

たかが便秘と軽視せず、スッキリした毎日を送りましょう!(・∀・)

 

 

ではでは本日はこの辺で(・∀・)ノシ

カテゴリー: ヘルスケア