お世話になっております!アロエマスターササキです!(・∀・)

前回に引き続き、身近な健康問題である便秘についてお話していきます。

今回は、意外と知らない便秘のタイプについて。

 

お通じの悩みは女性に多いのですが、年齢を重ねていくと男性の割合も増えていきます。

どうしてスッキリ出なくなってしまうのでしょう?

一言で便秘と言っても、そこにはいくつかのタイプがあるんです。

一つ一つご紹介しますね。

 

便秘は大きく機能性便秘・器質性便秘・症候性便秘・薬剤性便秘に分けることができます。

更に機能性便秘は3つに分けることができるので、全部で6つについて説明したいと思います。

1.機能性便秘

  ①弛緩性便秘

  ②痙攣性便秘

  ③直腸性便秘

2.器質性便秘

3.症候性便秘

4.薬剤性便秘

【1.機能性便秘】

自律神経のバランスが崩れて、大腸の機能が低下することによって引き起こされます。

食生活や生活習慣によって起こるので、これらを改善することで便秘も改善されることが多いタイプです。

 

①弛緩性便秘:大腸の運動が低下しているタイプ

便秘の多くがこちらに当てはまります。

腸管の緊張がゆるみ、腸のぜん動運動がしっかりと行われなくなります。簡単に言えば腸が動かなくなっているんですね。

そのため大腸内に便が長く留まり、水分が過剰に吸収されてしまい固い便に。

食物繊維の不足極端なダイエット運動不足腹筋力の低下などで起こります。

女性・高齢者・妊婦さんなどに多く、その他デスクワークなど長い時間動かない方にも起こりやすい便秘です。

弛緩性便秘は腹痛は起こりません。特徴的な症状はお腹の張りです。お腹の張りのせいで食欲が低下してしまうことも。

この便秘での便の特徴は、硬くて太くてコロコロしています。

 

②痙攣性便秘:大腸の過緊張によって起こるタイプ

副交感神経の過度な興奮で腸管が緊張し過ぎてしまい、ぜん動運動が強くなりすぎて腸が痙攣を起こします。そのため便の輸送に問題が起きている状態なのです。

便が上手く運ばれなくなっているので、小さくコロコロとしたウサギのフンのような便になってしまいます。

始めはコロコロとした便で途中から下痢に近いようなゆるゆるの便になる、ということも少なくありません。

便秘になったり下痢になったり…を交互に繰り返すことも多いタイプです。

環境の変化精神的なストレス過敏性腸症候群などによって引き起こされます。

仕事に追われている方、リラックスするのが苦手で緊張が抜けない方、職場・家庭・学校などでストレスを抱えている方などに起こりやすい便秘になります。

 

③直腸性便秘:排便反射が起こらないタイプ

直腸に便が送られてきても便意をもよおさないタイプで、直腸内に便がとどまり上手く排便できない状態。

便が直腸にとどまると水分が過剰に吸収されて硬くなってしまいます。

便意を我慢してしまったり、浣腸を多用することで排便のリズムが崩れてしまった方に起こります。

高齢者、寝たきりの方、痔の方、学校や職場で恥ずかしいなどの理由で便意を我慢してしまう方、忙しさなどでゆっくりとトイレタイムを取れない方などに起こります。

 

【2.器質性便秘】

小腸、大腸、肛門など、どこかに何らかの疾患があるために引き起こされる便秘です。

物理的に便がスムーズに通過できなくなっているという、通過障害が原因です。

器質性便秘は医療機関の受診が必要になってきます。

生活習慣の見直しで改善することが多い機能性便秘とは違い、この便秘を改善するためには原因となる疾患を治療する必要があるのです。

原因となる疾患って?と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、たくさんあるので全ては挙げきれません(-_-;)

例えば、大腸がん、イレウス(腸閉塞)、虚血性大腸炎…などなど、です。 

血便が出たり、激しい腹痛が起きたり、嘔吐があったり、いつもと何かが違うと感じた場合には、自己判断せず病院で診てもらうことをおすすめします。

 

【3.症候性便秘】

内分泌系の疾患、神経系の疾患、膠原病など、全身性の疾患がありその疾患が原因引き起こされる便秘のことです。

代表的な疾患は、甲状腺機能低下症、糖尿病、パーキンソン病、強皮症…などがあります。

 

【4.薬剤性便秘】

便秘とは別の疾患があって、その治療に用いられる薬の副作用によって起こる便秘です。

向精神薬、抗うつ薬、制酸薬、頻尿の薬、パーキンソンの薬、喘息の薬、医療用麻薬…などなど、腸のぜん動運動を抑える働きがある薬の服用で便秘になることがあります。

疾患の治療のための大事なお薬なので、服用をやめるわけにはいきません。ですので便秘が辛い場合は病院の先生と相談する必要がありますね。

 

いかがでしたでしょうか。

一言で便秘と言ってもいろいろあるんですね(・o・)

次回は、女性や高齢の方にお通じに悩む方がなぜ多いのかについてお話したいと思います!

 

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ではでは、本日はこの辺で(・∀・)ノシ